はじめに
新型コロナウイルスの影響により、多くの企業でリモートワークが導入されました。営業活動もその例外ではなく、対面での商談からオンラインでのコミュニケーションへと急速にシフトしています。しかし、オンライン上で顧客との信頼関係を築くことは、対面以上に難しいと感じている営業担当者も少なくありません。本記事では、リモートワーク時代に効果的な営業コミュニケーションを実現するためのノウハウを紹介します。
WEB商談ツールの活用
オンラインでの営業活動において、WEB商談ツールは欠かせない存在です。代表的なツールとしては、ZoomやMicrosoft Teamsなどが挙げられます。これらのツールを効果的に活用することで、対面に近い臨場感のあるコミュニケーションが可能になります。以下は、WEB商談ツールを活用する際のポイントです。
- 事前準備を入念に行う
- 商談の目的や議題を明確にし、顧客に伝えておく
- 資料や提案書を準備し、スムーズに共有できるようにする
- 自分の映像や音声の品質をチェックし、最適な環境を整える
- 非言語コミュニケーションにも気を配る
- カメラ目線を意識し、アイコンタクトを心がける
- 表情や身振り手振りを交えて、感情を伝える
- 相槌や頷きなどのリアクションを適切に示す
- 適切なツール機能を活用する
- 画面共有機能を使って、資料や提案内容を視覚的に説明する
- チャット機能を活用し、補足説明や質問への回答を行う
- 録画機能を使って商談内容を記録し、後から振り返る
デジタルセールスルームの活用
デジタルセールスルーム(DSR)は、営業提案に関わるデジタルデータを一元管理するプラットフォームです。DSRを活用することで、オンライン上での顧客とのエンゲージメントを高めることができます。以下は、DSRの効果的な活用方法です。
- 事前に商談アジェンダを共有する
- 商談の目的や議題をDSR上で事前に共有し、顧客の準備を促す
- アジェンダに沿った資料や提案書をアップロードし、顧客に予習してもらう
- 商談中のメモや議事録をリアルタイムで共有する
- 商談中に出た意見やアイデアをDSR上でメモし、共有する
- 議事録を作成し、その場で顧客に確認してもらう
- 商談後のフォローアップにDSRを活用する
- 商談後の宿題や次のステップをDSR上で明確にする
- 追加の資料や提案書をアップロードし、顧客に閲覧してもらう
- 顧客からの質問や要望に対して、DSR上でタイムリーに回答する
信頼関係構築のためのコミュニケーション戦略
オンライン上で顧客との信頼関係を構築するには、コミュニケーション戦略を工夫する必要があります。以下は、信頼関係構築に役立つコミュニケーションのコツです。
- 積極的に傾聴する
- 顧客の話に耳を傾け、その意図を理解するよう努める
- 相手の言葉を繰り返したり、要約したりして、理解を示す
- 質問を投げかけ、顧客の考えや課題をより深く探る
- 共感を示す
- 顧客の立場に立って物事を考え、共感の言葉をかける
- 顧客の感情を受け止め、それに対して適切に反応する
- 顧客の成功を自分ごととして捉え、喜びや感謝の気持ちを伝える
- 一貫性のあるコミュニケーションを心がける
- 言行に一貫性を持たせ、信頼感を醸成する
- 約束した事項は必ず守り、期待に応える
- 定期的に連絡を取り、顧客との関係性を維持する
おわりに
リモートワーク時代における営業コミュニケーションは、対面とは異なる難しさがあります。しかし、適切なツールを活用し、コミュニケーション戦略を工夫することで、オンライン上でも顧客との強固な信頼関係を築くことが可能です。本記事で紹介したノウハウを参考に、リモートワークにおける営業活動の質を高めていきましょう。
openpageの資料ダウンロードはこちら