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【転職】カスタマーサクセス職で大手→ベンチャーってアリ?

  • 公開日:2022年10月24日(月)

 

 

大手企業から、ベンチャー企業のカスタマーサクセス職への転職。
これは果たして「アリ」なのでしょうか!?

今回から、株式会社ユーザベースのカスタマーサクセス、大沢遼平さんにゲストとしてお越しいただき、Openpage代表・藤島との対談形式でさまざまな疑問についてお答えいただきます。
(以下敬称略)

大手から、ベンチャーのカスタマーサクセスへ転職したきっかけとは?

藤島:
今回から株式会社ユーザベースのカスタマーサクセス、大沢さんをゲストにお迎えしております。
大沢さんはどのようなキャリアの持ち主なんでしょうか。

大沢:
私の最初のキャリアの総合商社から始まっておりまして。
2016年の8月に株式会社ユーザベースに入りまして、そこからセールスとカスタマーサクセスをずっとやってきた、という形です。
間にマーケティングチームも挟んでおり、その後に今のポジションである、「INITAL」事業のカスタマーサクセスのチームリーダーをやらせていただいています。

藤島:
今回は、「大手企業からスタートアップのカスタマーサクセスに転職する」とは一体どんなキャリアなのか、というテーマでいろいろお伺いしたいと思っています。
実際にどうですか、大手企業から最初飛び込んだ理由やきっかけは何だったのでしょうか。

大沢:
大前提、大企業はすごく手厚いサポートがあり、「すごい会社」が多い。
僕の前職もまさしくそうだったんですが、そこで一つだけ気になったこととしては、「自分の成長曲線と会社がして欲しい成長曲線」が合っていないこと。

このことについて、自分のサークルの先輩に相談したところ、彼がユーザベースで働いていて、「ユーザベースってどうなの?」という話をしていただいて。
その上で、「ぜひ機会があれば」ということで転職させていただいた、そんな経緯です。

藤島:
20代のときは「成長したい!成長したい!」って思うんですけど、
大手企業とベンチャー企業だと成長のスピード感が若干違うと思いますね。

実際にベンチャー企業に飛び込んでいって、よかったことはありましたか。

大企業とベンチャーの「階層」の違い

大沢:
驚いたこととしては、大企業だと「階層」があるんですね。
でもスタートアップに入ると、よくある話なのですが、社長が隣で仕事している。まず、そこに驚きました。
「とてもフラットだな」と感じたと同時に、社長が思っていることがちゃんと伝わってきて、「自分ごと化」しやすいな、と思いました。

また、スタートアップに関わっている方って、皆さん優秀な方が多くて。
特に「コーチング」がうまかったりするので、「次何したいの」といったことや、「次どういうとこ伸ばしていこう」といった観点で一つ一つ整理してもらって、僕も成長できたかなと思います。
その意味では、すごく飛び込んでよかったなと思っています。

藤島:
大手企業だと、階層はどれくらいあるんでしょうか?

大沢:
5〜6階層ぐらいあります。今(ユーザベース)だと多くて3階層ぐらいですね。
ちなみに、僕の直属の上司は代表の梅澤さんです。

藤島:
たしかに経営者のような方と一緒に仕事できるっていうのは、非常に良い成長環境になりそうですね。
「コーチング」とおっしゃっていましたが、1on1等で丁寧にフィードバックをいただけるのでしょうか?

大沢:
まさにそうです。週1で上長の方と1on1があって。
隔週1回ごとで、例えば代表または役員と1on1をして、「短期の成長」と「中長期の成長」をそれぞれ見る感じですね。
その中で「将来は何したい」「足元は何を成長させたい」というすり合わせをしています。

大手企業とベンチャーの「違い」とは?

藤島:
大手とスタートアップで、大きく違うところは何でしたでしょうか。

大沢:
ちょっと勘違いされやすいんですけど、「スタートアップに入ったら成長できる」とはやはり思わなくて。
「意志を持って、スタートアップで成長したい」というのがあって初めて、成長に繋がるかなと思っています。

万人にスタートアップを進めたいとは思えないのですが、どんどんスタートアップに飛び込んでいただいても、そんなに変なことにはならないと思っています。
一方で、大企業は大企業で、色々なものを与えられて、「さあ走ってみよう」という形で少しずつ、ちゃんと成長させてくれる。
これはこれで、スタートアップとはまたちょっと違う形での成長かなと思います。

藤島:
スタートアップやベンチャー企業であれば、「手を挙げれば、割とアサインいただける」みたいなケースって多いですよね。
大手企業だと、「手を上げてもアサインされないケース」もたくさんありますからね。

大沢:
組織が少し大きくなってくると、「誰をどこに配置するのが一番最適か?」を考えて配置すると思いますが、スタートアップはそもそも人がいないので。
「とにかくやれ」「やっていこう」というマインドが強いんじゃないか、と思っています。

藤島:
ユーザベースは割と有名な会社さんだと思いますが、有名になった今でも「スタートアップ感」が溢れる雰囲気なんでしょうか。

大沢:
そうですね。そこは結構昔からあまり変わらず、やってますね。
「スタートアップっぽく働きたい」っていう人たちが集まってるので、組織が大きくなってもマインドはあまり変わらないと思います。

藤島:
今会社全体で何名ぐらいいらっしゃるんですか。

大沢:
今結構増えてまして、おそらく全体で800人ぐらいの規模でしょうか。

藤島:
大きい組織でもスタートアップ的なスピード感を保っているのはやっぱりすごいですね。
大沢さんのいらっしゃる部門は何名ぐらいなのでしょうか。

大沢:
僕らの部門、ユーザベースの中でも「INITIAL事業」といいます。
INITIAL事業が、全体でいうと40人。アルバイトの方とかも含めると、全体でいうと50人ぐらいの組織体ですね。

藤島:
全体で800人だけど、部門で50人、ということだと、部門自体がベンチャー企業的な雰囲気がありそうですし、仲良く和気あいあいしてそうですね。

スタートアップに入る時に「成長曲線が違った」というお話が冒頭ありましたが、
どういう風に成長したいと思っていたのでしょうか。そして、それが今実現できたかをお聞きしたいです。

大沢:
大企業にいたときは、何回も同じ業務を繰り返しやって、「確実にできるようになろう」というところを目指して成長させてくれると思うんです。
一方、スタートアップだと1回やった業務がもう1回発生するかもわからないし、そのぐらい忙しい。どんどん自分をブラッシュアップして、成長させないといけない。

セールスをやりながらカスタマーサクセスやったり、カスタマーサクセスをやりながらマーケティングに食い込んだり。
「自分で意思決定して動く」という成長の仕方なんですね。

同じことを何回もやるっていう形ではなく、とにかくブラッシュアップしていかなきゃいけないので頭は忙しい、一方でとにかくこなす。
それが「好きだ」と思う人は、スタートアップに向いていると思います。

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