BtoB商談の8割は初回で消える?「返信が来ない」を解決する営業の新常識

  • 公開日:2026年1月7日(水)

「商談は盛り上がった。資料も送った。なのに、返信が来ない——」

BtoB営業をしている方なら、一度はこの経験があるのではないでしょうか。

実は、BtoB商談の約8割は初回商談後に失注していると言われています。しかも、その多くは「検討します」のまま自然消滅。明確な理由も分からないまま、案件がフェードアウトしていく。

なぜ、せっかくの商談が消えてしまうのか?
そして、どうすれば「返信が来ない問題」を解決できるのか?

この記事では、多くの営業組織が見落としている「商談後に起きていること」と、その解決策をお伝えします。

なぜ「盛り上がった商談」が消えるのか?

商談後、顧客の社内で何が起きているか

商談中、担当者は確かにあなたの提案に興味を持っていました。
しかし、商談が終わった瞬間から、担当者には別のミッションが始まります。

「社内を説得する」というミッションです。

BtoB購買では、担当者一人で決裁できることはほとんどありません。
上司、現場社員、決裁者——複数のステークホルダーを巻き込み、承認を得る必要があります。

そのとき、社内で何が起きているか想像してみてください。

  • 上司:「で、いくら儲かるの?」
  • 現場社員:「また新しいツール?本当に必要?」
  • 決裁者:「なんでこの会社なの?他社と比較した?」

担当者は、あなたの代わりに社内を説得しなければならないのです。

担当者に「武器」を渡せていますか?

ここで問題が発生します。

商談後、担当者の手元に残っているものは何でしょうか?

  • 50ページのPowerPoint資料(開かれない)
  • 「ご不明点があればご連絡ください」というメール
  • 口頭で聞いた説明の断片的な記憶

これで社内を説得できますか?

担当者は、上司に「なぜこの製品が必要なのか」を自分の言葉で説明しなければなりません。
決裁者に「ROIはどうなのか」を数字で示さなければなりません。
現場に「どう業務が変わるのか」を具体的に伝えなければなりません。

しかし、その「武器」を渡せていない。

だから、商談が消えるのです。

「頑張っているのは営業だけ」問題

こんな営業していませんか?

多くの営業組織で、以下のような営業スタイルが「当たり前」になっています。

やっていること 結果
口頭で製品資料を読み上げるだけ → 翌日には忘れられている
ヒアリング内容を整理・共有しない → 担当者が社内で説明できない
メールで資料を送って終わり → 50ページのPDFは開かれない
電話で「ご検討いかがですか?」 → 嫌われて終わり

これらに共通しているのは、「頑張っているのは営業だけ」ということ。

営業は一生懸命提案している。
でも、顧客は何も動けていない。

商談後、顧客が社内で検討を進めるための「仕組み」がないのです。

トップ営業は何が違うのか?

では、同じ商材を扱っていても、なぜ成績が10倍違う営業がいるのでしょうか?

データを分析すると、明確な違いが見えてきます。

商談の進め方 トップ営業 平均的な営業
ROIの議論 6倍多い 1倍
決裁者への働きかけ 10倍多い 1倍
購買プロセスの把握 3倍多い 1倍

トップ営業は、「顧客が発注しやすい情報」を渡しているのです。

  • 課題が整理された議事録
  • ROI試算
  • 決裁者向けサマリー
  • 比較検討用の情報

つまり、顧客が社内を動かせる「武器」を渡している。

トップ営業がよく言う言葉があります。
「お客様がうまくいくまで入り込む」

しかし、これは「言語化」が難しい。だから組織に広まらない。
結果として、営業成績は属人化したままになっています。

「返信が来ない」を解決する新しい営業の形

顧客が求めているものは何か?

ここで、視点を変えてみましょう。

顧客が発注するために必要なものは何か?

  • 課題が整理された議事録(自分の言葉で説明できる)
  • ROI試算(上司を説得できる)
  • 決裁者向けサマリー(稟議を通せる)
  • 比較検討用の情報(「なぜこの会社か」に答えられる)

現状の営業が渡しているものと、顧客が求めているものには、大きなギャップがあります。

現状の営業が渡すもの 顧客が求めているもの
50ページのPowerPoint 課題が整理された議事録
「ご不明点があれば…」メール ROI試算
製品カタログ 決裁者向けサマリー
口頭での説明 比較検討用の情報

何を渡せば発注に至るか、分かっていない。だから7割が失注する。

「顧客と一緒に受注までやり切る」という発想

この問題を解決するには、営業の考え方を根本から変える必要があります。

「営業が頑張る」から「顧客と一緒に進める」へ。

具体的には、以下の3つを実践します。

1. 課題を一緒に整理する
→ 顧客が自分の言葉で説明できるようになる

2. ROI・決裁者を意識した提案をする
→ 顧客が上司を説得できるようになる

3. アクションを明確にする
→ 顧客が社内で主体的に動けるようになる

結果として、顧客の「社内説明力」が上がる
だから受注する。

これが、営業だけでなく顧客にも頑張ってもらう「バイヤーイネーブルメント」という考え方です。

「見えない」を「見える」に変える

商談後、顧客は本当に検討しているか?

もう一つ、重要な問題があります。

商談後、顧客が本当に検討しているかどうか、分からない。

メールを送っても返信がない。
電話しても「検討中です」としか言われない。
SFAに入力しても、それは営業の主観でしかない。

「顧客の熱量」が見えないのです。

結果として、以下のような非効率が生まれます。

  • 検討が止まっている案件に、延々とフォローし続ける
  • 熱量が高い案件を見逃して、競合に取られる
  • 「そろそろどうですか?」の電話で、関係を悪化させる

閲覧数=成約確度

実は、顧客の検討状況を数字で把握する方法があります。

それは、「顧客が情報をどれだけ見ているか」を計測すること。

データを分析すると、明確な相関が見えてきます。

閲覧回数 受注率
5回未満 5%
5〜15回 15%
15回以上 35%

閲覧15回を超えると、受注率が7倍になる。

なぜか?

たくさん見られている=社内で展開されている=受注する。

この「見える化」ができれば、次の一手が分かります。

  • 閲覧ほぼなし → 停滞中、再アプローチが必要
  • 閲覧が増加中 → 関心あり、決裁者へのアプローチ準備
  • 閲覧多数+複数人 → 社内検討中、クロージングへ

営業の「見えない」をすべて「見える」に変える

従来の営業 vs 新しい営業

ここまでの内容を整理すると、営業のあり方は大きく変わります。

従来の営業 新しい営業
メールで送るだけ URL1本で専用ページを共有
返信を待つしかない 閲覧データで状況が見える
顧客が見たか分からない 誰が何を見たか可視化
個人の勘と経験頼み 型があり、再現できる
顧客が社内を通せない 顧客の社内説明力が上がる

見える、再現できる、顧客も動かせる。

これが、「返信が来ない」を解決する営業の新常識です。

具体的に何をすればいいのか?

では、具体的にどう実践すればいいのでしょうか?

ステップ1:顧客ごとの「専用ページ」を作る

バラバラにメールで送るのではなく、1つのページに情報を集約します。

  • 課題の整理
  • 提案資料
  • ROI試算
  • 次のアクション

顧客と営業が同じ画面を見ながら、一緒に商談を進める形です。

ステップ2:閲覧データを見る

顧客がどのコンテンツを、いつ、何回見ているかを把握します。

  • 閲覧が止まっていれば → 再アプローチ
  • 閲覧が増えていれば → クロージング準備
  • 複数人が見ていれば → 社内検討中と判断

ステップ3:型を作り、組織に広げる

トップ営業の商談の進め方を「テンプレート」にします。

  • ヒアリング項目を標準化
  • 提案の流れを型にする
  • 渡す資料を事前にセット
  • ネクストアクションを組み込む

これで、属人化していた営業を、再現可能な仕組みに変えられます。

まとめ:顧客と一緒に、受注までやり切る

BtoB商談の8割が初回で消える——

この問題の本質は、「顧客が社内を動かす武器を渡せていない」ことにあります。

解決策は、以下の3つです。

  1. 顧客が発注しやすい情報を渡す(課題整理、ROI、決裁者向けサマリー)
  2. 顧客の検討状況を見える化する(閲覧データで熱量を把握)
  3. 売れる型を組織にインストールする(テンプレート化で再現性を確保)

営業だけが頑張るのではなく、顧客と一緒に受注までやり切る

これが、「返信が来ない」を解決する営業の新常識です。

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